あった会設立エピソード

あった会

あった会は我が社の工事関係者の勉強会です。

あった会が出来た経緯はというと、職人さん方は頑固で一本気があってこだわりがあってなどとカッコイイ見方もありますが、私から見ると(私自身も同じ)前向きな考え方が少ないように思います。相手からの声を100パーセント素直に受け入れる姿勢に乏しい。こんな姿勢を快く受け入れてくれる人は少ないのではないだろうかと私は強く感じていました。このような雰囲気の中での宴会なども、皆様も、もうお分かりでしょう。私は何年もわが社での宴会などはやりませんでした。

 会社経営の観点から考えてみると、工事の受注を受ける際によりよい関係のもてるお客様を探さないことには何も始まらない、それが現実です。そんなことから私の考え方を工事関係者の方々に聞いてもらいたくて新年会をやろうと決意しました。新年会で私の想いを本気で話してみようと思い、自分の経営に対する考え方やリピーターのお客様を増やすための工夫を文章にしてみました。そして、新年会の挨拶のひとつとして話し始めました。あまりにも静かな雰囲気の中から感じるのは、私の想いが伝わっていないのだと半分失望感さえ覚えました。しかし、言うだけの事は言ったし、少しは分かってくれるところもあるだろうから2~3年掛けて話し続けていけばと腹をくくって話を終えました。

そして、私のあんまり好きでない酒宴に入り(私は酒が嫌いなわけではない、意味のない酒宴が嫌いなのである)酒を注ぎながら話してみると、彼らの目が今までとはちょっと違うように感じました。何人かと話している中でこんな声がかかった。

 「岩渕さん、勉強会やりましょうよ」と、おお・・・・・、私がびっくりしている姿にさらに追い打ちをかけるように「岩渕さんが言っているように、酒の無い勉強会をやりましょう」、

私はしめたと思いました。「さあ、会の名称は何が良いですか」しどろもどろしていると、「岩渕さんがいつも言っている、あったかい心で工事をしていこうとする想いからすると温かい会じゃないですか。だから簡単に“あった会”にしたらどうですか」と。もうこの雰囲気からすると私がどうなったか、想像におまかせします。

これがあった会の誕生秘話です。